(曲)ご贔屓作品
初出 '99/12/30 14:35
'02/12/27 一部修正
ようやく読了しました。
今回も面白いですねえ。今回は特に書き手の情熱を感じたような気がしました。乱歩、ブラッドベリあたりを筆頭に、ノスタルジーを刺激するテーマなのかもしれませんが。
読み終えた所で私の個人的なご贔屓作品を上位5作選んでみました。
ご贔屓の作品の順位 & [コメント]
1位 「Ωの正餐」平山夢明
こ、これは収穫!
殺害・解体・人肉食と片足切断の陰惨さの一方、主人公の数学者くずれの悲哀やオメガの汚物にまみれながら怜悧な言動のコントラストがなんとも。
2位 「頭ひとつ」草上仁
脱出魔術の緊迫感がこれでもかと迫る怖さに。
それでもただでは終わるまい、と思ったら、ほんとにその通りでした。
3位 「綱渡り」岡崎弘明
人生綱渡りがそのまんま綱渡りで会社を救うとは。
こういうふざけた芸風は誰かに継承して欲しいものです。是非今後も。
4位 「天幕と銀幕の見える場所」芦辺拓
サーカスと言えば乱歩の世界! と考える人は少なくないはずです。幼少のみぎりにあのジュブナイルのシリーズを読んだ多くの方々にはツボでしょう。
5位 「朋類」北原尚彦
こういう情を刺激される物には実に弱いんです。
各作品、並びにランク外の作品についても詳細は追って別ページで。
皆様の感想もお待ちしております。
「世紀末サーカス」データ

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