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更新履歴 2003年1月〜3月
2003年1月から3月までのサイトの更新の記録、及び管理人の周辺など。
下に行くほど古い記録になっています

2003年3月31日
 さーていい加減「獣人」の感想もアップしないと……その前にADSL導入か……
 無事セッティングが出来るよう祈ってて下さいまし、皆様。

余計な日常
 昼休み、職場近くの道ばたでなつこいキジトラ白猫に遭遇する。
 おそらく野良だろうが、逃げないどころか頭すりつけたり腹出したりしてごろごろしている。毛づやは割とよろしい。目やにもない。そっちこっちでごはんもらったりしながらエアコン室外機の裏あたりで生活しているのだろうか。体格からすると、多分大人になったばかりの娘さんである。
 しかし野良の生活も厳しいのは知っている。決まって面倒見てくれる人でもいない限り、いつ何時生命の危険があるかもわからんのだ。
 ひとしきり撫でくりまわした後、「死ぬなよ」と言って別れる。我ながら無責任な通行人だよ、ちっ。

2003年3月30日
余計な日常
 目からウロコが落ちたこと。
 大きい鍋を使うと、中身をかき混ぜても材料がこぼれないのだ
 えっ。いやだって。これまではレンジもシンクも狭かったので、大鍋も持ってたけどとても使う機会はあるまいと思ってたのだ。(別にアルマイト製ではない。閑話休題)
 うわあい広いレンジって楽〜。新環境の贅沢、ではあるが、そうかこれまで抑圧されていたんだなーと気がついた瞬間でありましたよ。

2003年3月25日
 「獣人」頁にJBOOK当該ページへのリンクを追加。やれやれ。これまで何度検索しても引っかかってこないので、何か変だと思いながら待っていたのだった。
 しかしこのJBOOKの検索、「井上雅彦」で検索すると上位に「SLAM DUNK」DVD-BOXが来るのだ。「「バガボンド」の井上彦原作のバスケコミック」だそうだ…………ふーん……………………

 横溝正史生誕百年祭ページに横溝正史原作ドラマテレビ放映情報を追加。わーっ、もう今夜じゃないか! でもちゃんと放映されるんかいな。イラク情勢に何かあったら、ニュース特番で延期なんてこともあるかも。
 ……
 まさかイラク侵攻、年度末/春休みでテレビ番組表が変則的な時期を狙って始めたんじゃあるまいな。

2003年3月24日
 怒濤の連休の予定が終わり、プロフィールを一部修正。やれやれ。

余計な思いつき
 実在するなら読んでみたいが取材対象になりたくない新聞。"Daily Polygraph"     (このネタ、もう 前例があるんだけど)

2003年3月23日
余計なもの思い
 個人的な混乱のさなかでまだテレビが繋げられないので、ラジオなど聞きながら作業を進める。
 バクダッドは燃えているらしい。バスラの油田も火をつけられているらしい。米国はイラク軍から投降者がと言っているが、米英軍の被害もではじめているらしい。(英軍機なんて米国軍の誤爆もあるって?)
 はじまった当初からぼんやりと感じていたのだが。どのように大義名分が立とうと、やっぱりやなもんですな。感傷と言われようと、武力行使に鉄壁の論理武装が為されていて一言の反論もできないとしても、この不安と不快感は拭えない。
 そんなものは反戦・非武装イデオロギーに基づく教育が行われてきた、二次大戦後の日本という特殊な社会だけで通用するごくごく甘やかされた感覚であって、世界的に見れば一般的ではない、と言われるかもしれん。それでもやっぱり受け入れられそうもない。「国のために尽くす」とか「命を捨てて勇敢に戦う」とかって。(それに稀とはいえ、コスタリカという実例もあるしね)
 米英でイラク侵攻に賛成した人々は、自分たちが人殺しになる恐怖、というのは感じないのかな? 誰かを傲慢に踏み潰す恐れ、血腥い快楽に浸ってそのことに気付いていないかも知れない不安、なんてものは。
 それも埋めようのないカルチャーギャップという奴だろうか。日本人の多くは自分たちの生活が脅かされる不安と同時に、自分たちが殺戮者やその棒組の卑怯者になる不安に怯えてると思うが。
 そして「どっちを選ぶ」と迫られても、できることならどっちも選びたくなんざないのだ。(ただし小泉君がどう思ってるかは知らないよ)
★関連:yahooニュース・イラク情勢関連

2003年3月19日
 倉阪鬼一郎氏の日記頁URLを移転先に修正。

余計なもの思い
 やばいやばいと思っていたが、米国はほんとにやっちゃうらしい。そして米国民も過半数はそれを支持しているらしい。
 前にニュースで、「9月11日を経験していない人には分からないのよ!」と米国の一般市民の御婦人が仰有ってたが、東京大空襲の折には死者十万人余人、罹災者100万人以上ということをご存じかなマダム。(もっとも私だって戦後の高度成長期以降の生まれだから、戦災もその後の困窮も経験しちゃいないのだが)

 フセインは確かに色々悪い奴だけど、その首を取るために侵攻してイラクの非戦闘員が死傷したら、自分達も9月11日にWTCビルに突っ込んだ連中と同じレベルまで身を堕とすのだ、とは全くは考えないかな米国人。なんか「心臓の肉を1ポンド」みたいな話だけど。
 戦争はいけません、人命は何物にも代えられないものです、というだけでは止まらないことも世の中にあるとは思う。ほんとに痛い目に遭わなきゃ分からない奴ってのもいるものだから。だけど今回の場合、私にはいくら考えても、この戦争は米国にも得るところがあるようには思えないんだが。石油利権の絡み、とかいう話は聞くが、他の経済活動への停滞を考えると割が合うのか? と。軍需産業へ落とす金ってのもあるんだろうけど、それだって元は米国国民の税金だし、「国益」としては相当疑問じゃないか?
 結局のところ「9月11日以降の不安を払拭するため」なのかもしらんが、選択肢としてはリスクばかり大きくて効果が少ないような。むしろ藪蛇で状況を悪化させるんじゃなかろうか。金はかかる景気は落ち込む人心は荒む、生活の不自由だってどんどん増えるだろうこと請け合い。本末転倒もいいところだ。
 それとも、実質的な防衛効果など二の次か。9月11日以降の絶望と不安を吹き飛ばすために、落ち込んでてはいかん、とりあえず何か体を動かして、分かりやすい対象に向けた大きなイベントでもやらなければ、ということか? だとしたら、随分気前が良くて傍迷惑な花火であることよ。おまけに隣近所から散々苦情も来てるし。
 米国はまあ、もうどうしようもないのかもしれん。国民の選んだ大統領と議会の決定で決まっちゃったことならば。だがとりあえず、この国と組んでイラク侵攻の片棒担ぐのは、どう考えても貧乏籤だということは言える。心情的にも実質的にも、米国自身よりリスク大きいんじゃないか? (スペインでも国民の8割は参戦反対なんだそうですな)
 正義に関する主義信条はさておき、考えてもみたまえ小泉君。そんな金がどこにあるのだ、現在の日本で

 ところでどなたか、小泉とブレアのどっちが長く今の職に留まれるか賭けませんか。とはいえ、なんだかどっちも批判されながらずるずる居座り続け、って不安が拭えなくって気持ち悪いんですが。

2003年3月16日
余計な日常
 積み上げた本の山を整理しはじめたところ、「おおっ、こんな本も、こんな本も買っていたんだった! わーい、宝の山〜!」と喜ぶも、はたと気がついて作業に戻る。繰り返し。
 せめて本の題名が外から見えるように置ける部屋にしたいものである。とほほ。

2003年3月13日
 ★乱丁情報 朝松健氏のサイトの掲示板に情報が出ていましたが、現在発売中の「獣人」に、一部乱丁の物が混じっているそうです。
 乱丁本では、350〜380頁(竹川聖『蛇使いの女』中盤〜朝松健『邪笑ふ闇』序盤)が、上下逆さまに、後ろの頁から逆順に綴じ込まれているとのことです。
 乱丁本は購入した書店でレシートを見せて交換してもらうか、または光文社に連絡して交換して貰うことができるのでは、ということですが、これから書店店頭でお買い求めの方は、このあたりの頁を確認してみてください。
#でも350頁に来たら逆さにして振られたノンブル順に読めば、内容は欠けてないらしいから問題ないと思う……のは私だけ?; 私の「獣人」を見たら普通に頁順に並んでたので……そう聞くと見てみたくなるなあ、乱丁本……

2003年3月12日
 「獣人」正式版データページアップ。執筆陣リスト平谷美樹氏の非公式ファンクラブページへのリンク追加。

余計なもの思い
 柴田よしき氏の日記で、牧野修氏が受賞されたのはSF大賞ならぬSF大将であった、というのを読んだ。しかしどっかで見たような字面だ、と思い、検索かけて納得。
 まあこれの元はとり・みき氏のこの本に遡るので、様々な人々の頭の隅にあった字面がこの機会に孵化したものだろうが。

2003年3月11日
 「獣人」のページに執筆陣情報、オンライン書店当該ページへのリンク等を追加。bk1では24時間以内出荷になってるし、大都市圏の大手書店なんかでは多分今日あたりには入手できるだろうから、もう祝発売!としてもいいような気もするんですが、私自身がまだ現物を入手してないので情報ページは未だ暫定版です。ご了承ください。
 ところで今回の表紙も怖いっすね。書店店頭でこれ見た子供が泣き出さないといいけど。

 と言うことで、書店で探してみたら平積みでした。晴れて祝発売。(作品リスト等を揃えた正式版データページについては少々お待ちくださいm(__;)m)
 今回初登場は内田春菊木原浩勝黒岩研高野裕美子平谷美樹(敬称略)。豪華に布陣を広げましたな。木原浩勝氏なんか小説デビュー作だそうで。しかも小松左京の名作「くだんのはは」の前日譚とか。
 それから私は寡聞にして存じ上げなかったのですが、この高野裕美子氏とはどんな作家さんか、とAmazonで検索をかけてみたところ、元々はスティーヴン・クーンツやローレンス・サンダースなどを随分手がけられている翻訳者の方なんですね。割と最近に小説でもデビューされたとのこと。
 見たような執筆陣が多くなってきたかな、と思いながらも、どうしてどうして「異形」はいまだに出会い初める場でもあります。

余計な日常/もの思い
 ネット上での不始末は、必ずしもそれをやらかした本人が分かるように指摘されるわけじゃなくて、軽蔑もしくは嫌悪とともに流されることも多々あるわけだ。迷惑を掛けられた側にしたら、それもごく自然なことであろう。怒りを持って困った奴に向かい合うのは余計なエネルギーの要ることだし、放置したまま遠ざかる方が賢明だ。
 影で冷笑されることも忌避されることも、加害者の愚かさ加減からすれば自業自得の相応な罰ではあろう。
 しかしそれが一見して和やかで親しげな面の下にあるとしたら恐ろしい。
 というのは私も某所で非礼をやらかしていたからで、自ら掛けた迷惑についてはただ謝罪するしかないわけだが、問題は、だからといって今後繰り返さないでいられるか、ということ。仮にまた誰かを足蹴にして気付かずにいたとしても、被害者も周囲も何も教えてなどくれないかも知れない。いやもしかすると今現在だって、苦々しく思われながら、ただ密かに遠ざかられたり冷笑されたりしているかもしれない。
 なんてことを考えはじめると。どこであれ、どんな内容どんな書きようであれ、ネットで何か発言すること、交流に加わることなぞ、怖くてできないんじゃないか?
 まあ、幸いにして。私にも、「あれはだめだろう」と窘めてくれるくらいに親しい人々はいる―そう信じられるくらいに恵まれてはいる―ので、いつまでもそこまで沈没し続けずに済んだのだが。
 とりあえず、今回の経験は可能な限り憶えて置くことだろう。この恥も不快も不安もきっちりと味わって。もしまた何か間違いをやらかすことがあったとしても、ここまで憎悪や嫌悪が大きくなる前に自力で気がつきたいものだし。

2003年3月10日
 横溝正史生誕百年祭ページに新刊情報を追加。

余計な日常
 事務手続きに半日費やす。無事済んだから良いとはいえ、なんだか気分がささくれ立ったことであった。
 何にどう腹を立てているのだか、自分でもよくわからんのだが。あらかじめ問い合わせていたにも関わらず泥縄な手順を踏まれたからか、滅多に見ない額の現金を散々数えてしかもそれを支払ったからか、これからも色々片付けなきゃならんことが見えてきて気が重くなったからか。いや、あるいは対人スキルの脆弱さを露呈しているからか……

2003年3月8日
余計な日常
 ネットのお友達とオフ会であった。渋谷に集合してカフェでゲームをする。お手製の真鍮製のゲーム版(か、ゲーム器、か)はこの日がデビューで、これが真鍮の金色にカラフルなプラスチックの駒が映えて美しい。クリスマスオーナメントにでもしたくなるような感じ。ところで透ける色プラスチックってどうしてああも美味しそうに見えるんでしょうね。
 そしてお茶を飲んだり、「真の魔術は表に出ないのでは」と言う話をしたり、ヨコシマの友に(ヨコシマな仲ではない、念のため)怪しい本を渡したり、数学は自然科学かということについて論じたり、乳幼児の知識体系形成過程についての興味深い体験を聞いたり、足の傷は労災ではないかと心配されたり、悩み事を打ち明けられたりしたのだった。
 また遊びましょうね。

2003年3月7日
余計な日常
 足の小指を箪笥の角にぶつけた痛みというのは一般に広く知られるところだが、それが足の指四本分にかかるような目に遭う。
 「小指を箪笥の角」と同様、負傷の程度は大したことはなかったが、痛みのせいでそっちこっちに変な力が入ったらしく、後でふくらはぎやら腿やらの妙なところまでが痛むのだった。ちなみに親指の爪の付け根には鮮やかなターコイズブルーが滲んでいる。がんばれ好中球。来月あたりこの親指の爪にマーブル模様が観測されるかもしれない、と密かに期待する私である。

2003年3月6日
 「獣人」のページに多少情報を追加。もうじき発売だが、今回はまだあんまり執筆陣情報が漏れてこないなあ。
 1月の更新履歴を切り出し。

2003年3月5日
余計な日常
 ネット上で軽率な事をしたのが分かり頭を抱える。こういう問題をおこしちまうのはいい加減なんとかならんものか。

2003年2月28日
 トップページ「獣人」についての記載に間違いをみつけ、慌てて修正。
 また、執筆陣リストの、牧野修氏のファンサイトと日記ページのURLを移転先に訂正。

余計な日常
 ラカトシュ・アンサンブルのコンサートに行って来たのだった。
 演奏は実に良かった。たびたび情感たっぷりのルバートなぞかけるせいか、どーも聞いてる側も力入っちゃって、後でくらくらするのが難だが。(そこまで力入れる必要はないって分かっちゃいるんだけど〜;)
 このコンサートでは紫のコートなぞお召しで、ビヤ樽腹であろうと妖艶なラカトシュ氏であった。体を揺らしながら弾いても足腰はしっかりしてそうだし。アンコールではジプシーバイオリン奏者の古舘由佳子氏が登場して、二人してモンティのチャルダーシュなんかやるし。んで古舘氏の退場前にはしっかり手にキスなんかするラカトシュ氏だし。
 ただ、コンサートに多少の問題を感じないではなかった。どこにって、後ろ四分の一くらいが空席だったんである。どーゆープロモーションをしたのや、こら。
 それと、どうも周りのお客さんの話を聞いていると、どういうコンサートか良く分からずに来た人も多そうな。いいのか、室内楽アンサンブルだから心静かに聞こうと思って来たお年寄りなんか、あんな激しいもの聞かせて。それにどんなノリの良い曲やっても、客席が全然揺れないし。手拍子が起こり、一部観客が立ち上がるまでに二時間掛かったのだ。(つまりアンコールに至るまで、そうして良いコンサートという雰囲気ではなかった)
 そら「だんご三兄弟」までやっちゃうラカトシュのことだから(今回も「千と千尋の神隠し」から一曲やった。ボサノバみたいなアレンジでしたが)全然知らずに来て「おお、こういうのもいいもんだね」と思ってくれるお客さんも多かろうけど、それにしてはプログラムにプロフィールも書いてないのは不親切。休憩時間のCD売り場もすごく賑わってたのに、売り子を務める係員は一人だけだったし。
 「機会があれば是非生でラカトシュを聞いてみたいねえ」と思っている客層も、確実にあると思うんだけどね。少なくともあの空席を埋めるくらいには。(昨年行った葉加瀬太郎コンサートの満員御礼ぶりを想うと)私だって、ふと思い立ってe+で検索かけなかったら気がつかなかったとこだった。

 まあそういう気になることは置いておくと、今回のもう一つの収穫は生ツィンバロンを堪能したことかと。これ、ダルシマーの異名だと思ってたんですが、響きの感じと柔らかい音質はダルシマーやチェンバロよりピアノに近いですな。(クッションを効かせたスティックを使うせいかな?)しかし弦を直接ひっぱたくので、ピアノより更に強弱が出せるような。
 今回はツィンバロンをメインに「第三の男」なぞやっていた。ツィンバロン奏者のバンゴー氏は大変巧みで、拍手喝采を浴びたのだが、この曲の間ラカトシュ氏は、舞台右手でぶらぶらしていたのだった。敢えて袖に引っ込まないあたりが気遣いか。右手にいたファンには嬉しかったかもしれない。

2003年2月27日
 そろそろかな、ということで、ちょっと調べて「獣人」暫定データページを置いてみる。
 まだ情報少ないし、リンク先のページもまだできてませんが。12日発売予定だそうです。
余計なもの思い
 ハウステンボス倒産の報を聞き、ちょっと慌てる。近いうちに一度行ってみたいものだなあ、と思っていたのだった。(何故ってこれにそういうエッセイが載っていて、強く誘惑されていたのである)
 まあまだ閉鎖というわけじゃないようだし、早めに計画立てれば……と考えて、はたと気がついた。
 会社更生法適用、ってことは、負債処理のために色々するわけである。資産を手放して不良債権処理に充てるとか。
 ハウステンボスの資産――エッシャーのコレクションを持ってるじゃないか!170余点も!
 もしかしてあれも売却されちゃったりするんだろうか? こういう経緯なら各作品の行き先が全然わからなくなることまではないだろうけど、コレクションが分割されることはあり得る、か――?;
 こーしちゃおられん、閉鎖されたりまとめて観賞できなくなったりする前に、ハウステンボスツアーの計画を立てねば。お金ないけどー;
 つーことで、ハウステンボスツアー賛同者募集中です。(具体的にはまだ何もしてないけどさ)
 でもこういう企画がたくさん出て、ハウステンボスが持ち直してくれると一番いいんだけどね。

2003年2月26日
余計な日常
 そろそろ空いた頃だろうと思い、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」を見に行く。あんまり空いてはいなかったが、上映直前でも座れたので良しとする。
 方々で評判のハーマイオニはやっぱりかわいい。エマ・ワトソン嬢は明朗可憐な美人に育ちそうだと期待するが、どうかな。
 しかしその他は色々とヨコシマな想像をする。
 特にドビー。苦行僧の如き「ドビーは悪い子、お仕置き!」のシーンなど。私にSM趣味はないのだが(嘘だ!という方もおられるかもしれんが、ないってば。とりあえずフィジカルなやつは)「ご主人様とドビー」とかいうSM同人誌が出回っていそうな気がするな。
 してみるとあのラストの展開は、ドビーにとって本当に幸福なものだっただろうか。(えっ、疑問に思いませんか?;)
 それとハーマイオニの受難とか。あんなかーいらしい子があんなことになってたら、保健室にいる間にあんなことやこんなことしたれ、と思うおにいさんやおじさんやその他の人々が……(ええっ、考えませんか!?;;;)
 ……ちょっと自分を見つめ直した方がいいだろうか。

 あ、ロックハート先生役でケネス・ブラナーが出てくれたのも嬉しかった。個人的にちょっと好きな役者さんなんである。特にお笑い。
 ロックハート先生はもう登場しないんだっけか。またどこかでボケをかましてほしいものだけど。

2003年2月24日
余計な日常
 2月22日は猫の日――は色々忙しく追いまくられているうちに過ぎた。今年は猫缶も鶏肉も振舞わなんだ。ごめんねルームメイツ。
 しかし私事としては、この日にはある事が大きく動いたんであった。決まり始めるとばたばたっと決まっていって、はーやれやれ……というか、この先しばらくがまた大変なんだけど。ちょっとびんぼー人には息の上がりそうな事々の連続であります。

 猫の日を過ぎた、というので突然気がついた。このサイトも開設一年を経過していたのですね。
 拙いサイトではございますが、皆様今後ともよろしくお願い申し上げます。

2003年2月20日
余計なもの思い
 韓国地下鉄火災のニュースを見つつ、余計なことをぼーっと考える。
 何がどういけなかったのかまだ分からないようだが、とてつもなく陰惨なことが起こったのは分かる。日本でも、都市部で混み合う地下鉄利用してる人間にとっては、対岸の火事ではない。
 例えばあれが、ぎっちり人を詰め込んだ朝夕のラッシュで起こったらどうなるか、とか。車両自体が不燃/難燃素材を使っていようと、冬場は特に燃えやすい素材である「乗客」およびその「手荷物」、「衣服」などが詰め込まれているんである。人体の99%は水分だが、外側は可燃性の繊維製品や皮革で包まれている。
 と、考えているうちに思いだしたこと。前にテレビのニュースの小特集か何かでやっていたが、JR新宿駅あたりのホーム下では、冬場は毎日一抱えもある巨大な毛玉ゴミを何個も片付けるのだそうな。この毛玉は乗降客から落ちた衣類の綿埃やら抜け毛やらが絡まり合ったもので、一人から落ちる量は微小でも毎日数万からの人間が行き来するとなると巨大な塊になってしまう、という。
 これを知ったときには「そうか、綿埃や抜け毛ってどっかに消えちゃう訳じゃないんだよなあ」と妙に感心すると共に、「このゴミに何ぞ活用法がないものか」などと考え込んだものだったが。この巨大毛玉が可燃物で(すごく燃えやすそう)新宿駅ほどの規模ではないにしても、恐らく利用客の多いどこの駅でも発生しているだろうと考えると。ちょっと火の気が落ちればどうなるか想像は容易だ。
 もう少し、日々危機意識を持って生活した方が良いのかもしれん。と言っても、できることはハンカチ持ち歩いて、消火器や非常用のドア開閉コックや階段や通路の位置を頭に入れておくくらいのものだけど。

2003年2月17日
 執筆陣リスト島村洋子氏の公式サイトリンクを修正。移転先が分かってよかった。

2003年2月14日
 横溝正史生誕百年祭ページにデジタル書店グーテンベルク21から発売のエキスパンドブック情報を追加。や、知らなかったなー。こんな良い物があろうとは。

余計なもの思い
 「バン・アレン帯の誕生日ですか?」とか「バレンタイン少佐がチョコレートを配った日」なんて今時の若いもんは知らんかのう。ふぉふぉふぉ。(まあこんなものも出てるが)

2003年2月13日
余計な思いつき
 もしかして日本にはまだ、私の知らない不条理小説の名手がいるのではなかろうか(そりゃいるだろうが)と思いつき、Amazon検索をかけてみるかけてみるかけてみる
 ……どうやら探索の方向が違っているようだ。ちっ、これは敷衍できる法則ではなかったのか。
 いや、分からない。今現在そういう作家が育ちつつあるのを、出版界がまだ拾い上げていないだけでは……?(←ないない;)

2003年2月6日
 横溝正史生誕百年祭ページに新刊情報を追加。「お役者文七捕物帖」刊行は続いております。未収録作品掲載までいくことを期待。(これをまた、ちゃんと雑誌で持ってる好事家がいるんだ)

2003年2月5日
余計なもの思い
 中島らも大麻所持で逮捕の報を聞き、頭を抱える。公式サイトも閉鎖中になっている。
 だから手が後ろに回ることはやっちゃいけないって言うのに。(勿論私はご本人にお会いしたこともないが)大麻なんてオーストラリアやオランダにでも行けば合法的に買えるってのに。中毒性がないから実は煙草や酒より安心、という声もあるが、日本国内ではいまだ法的規制があるって分かってるもんにわざわざ手を出しちゃだめでしょう。(思いっきり余計なお世話かも知れないが、非合法なものは金もかかるのだ)
 作品は大変面白いのだから、これを機にきちんと更正して欲しいものです。いや、作品を愛する読者としては反省してくれなきゃ困る。作品の質は全く疑わないものの、なんか肩身が狭いじゃないですか。
 マネージャーを務めておられるご子息など、周囲の方々も大変なことでありましょう。勾留中はとらちゃんをはじめとする猫さん達にも会えないのに。
 とはいえ非常に無責任な部分では、いずれ処分が決まったら獄中で(懲役刑になるかどうかわからないけどさ)逮捕顛末記などものされないか、と期待もしているのだけど。

2003年2月4日
余計なもの思いメモ
 あの事故について感じるのは何かと言うならば、ただいたましいということ。
 ただ、殊更に冷えた頭で考えてみるなら、仕事の最中の事故で亡くなると言うこと自体は珍しくはない。その重みには宇宙飛行士も消火活動中の消防士も建設現場の作業員も違いはないはずだ。昔いた職場で事故報告例として聞いた話では、作業場の絶縁シートで滑って転倒し頭部強打で死亡、というのもあった。
 そんなものと今回の事故を比べるな、と言われるかも知れないが、近しい人々にしてみたら同じように哀しく衝撃的であるはずだ。「死ぬなんて思わなかった」という点においても。
 宇宙飛行士の死は何が違うのか、と考えると、スペース・シャトル打ち上げはそう滅多にある仕事ではなかった、ということ。また、こんなことにならないための対策も、随分予算と時間と労力をかけて行っていたはずなのに、ということ。
 またこの仕事に於いては、些細な不手際でも取り返しのつかない悲惨な結果を生む、ということか。「怪我はしたけど帰還できました」というような次善の結果はまずないだろう。アポロ13が映画にまでなったのは、あれがごくごく希有な例だからだろう。
 NASAも予算を削られ、宇宙開発推進の状況は厳しいとも聞く。予算がつけばいいのに、とも、無理をしないで時間をかけて、より慎重に進めて欲しい、とも思う。
 しかし一方で思うことがある。厳しい状況で成功率が下がって、これで飛んだら下手すると生きて帰れない、と分かっていたとしても「それでも宇宙に行きたいぞ」という人間もいるんじゃないだろうか。この50億もいる人類の中に、少なくとも数人から数十人くらいは。
 もしも、ちゃんと分かって腹を括った人のすることなら、他の人々が何を言っても止められないのかもしれない。それを愚かと見下す資格など誰にもないかもしれない。
 亡くなった宇宙飛行士の方々がそうだ、と決めつけることはできないけれど、危険を孕みながらそれでも、という部分はあると思う、あの仕事には。

2003年2月3日
余計なもの思い
 プロ野球もキャンプシーズンとか。高知では三球団がキャンプ入り、というのをスポーツニュースで見て、そーかそれは心肺機能強化に良かろう、と思う。高知トレーニング。
 えっ、そんなことは当たり前? 高知の事実。こりゃまた失礼しました〜。(こんな業界ネタを一体何人が分かるというのだ。)

 12月の更新履歴を切り出し。

2003年1月29日
 執筆陣リスト平山夢明氏の公式サイトへのリンクを張る。
 22日にこの件で煩悶していたが、昨日見たら改装されていて、管理者連絡先が書いてあったので問い合わせたのである。お手数お掛けしました。m(__)m
 ここに掲載されている日記は、淡々とした文体ながらなんというかそれらしいテイストが溢れていて要チェックだ。(それらしいって何だと訊かれると困るけど)

余計な思いつき
 「はに丸レクター」というのを思いついたが、もしやと思い検索してみるとやはり前例があった。ちっ、所詮私の発想などこんなものか。(ちなみにここの2000年4月19日の日記)
 しかし打ち沈んでいると、ふいに「はにかむレクター」というのが浮かんだ。愛らしいかもしれない。
 と言って、別に細密充填されて六角形に潰れたレクター博士というわけではなく、シャイな所も見てみたいもんだね、と思ったに過ぎないのだが、新作「レッド・ドラゴン」にもそんなシーンはあるまい。嗚呼。

2003年1月24日
 森奈津子氏のサイトのトップの「城主の置き手紙」で北原尚彦氏が公式サイトを開設されたことを知り、執筆陣リストからリンクを張る。
 こちらのサイトでは、いろいろ雑記、古本的日常、SF・幻想的日常、ミステリ的日常、に分けられた北原氏による身辺雑記が読めるようです。古本者もホラー・幻想者もミステリ者も、べつに本読みなんかじゃないわシャーロック・ホームズなら全部読んだけど、な方々もチェックだ!

余計なもの想い
 同じく森奈津子氏のサイトからのリンクで、樋口明雄氏が愛猫を亡くされた顛末を読む。まことに痛ましい。愛しいものを突然傷つけられて別れるのは辛いことだ。
 ただ、樋口氏に心底同情する一方で、私は自分には加害者を責められないとも思うのだった。うちの猫どもも今でこそ室内飼いだが、以前茶トラ兄妹は外に出していたのである。時にはまだ息のあるヤモリなどのおみやげを持って帰ることもあった。もしかすると私の見ていないところで、他家のインコやハムスターを狩ったかも知れない。
 幼児や老人などの人も傷つける可能性のある猟犬とは問題のレベルが違うと言われるかもしれないが、この問題では以前知人とメールでやりあったことがある。先方は猫はどちらかと言えば好きだと言っていたが、子供の頃、近所の飼い猫に雛から育てた小鳥達を片っ端から食い殺される、という経験を持っていたそうで。
 猫でも犬でも鳥でも、動いて逃げるもの、追いかけて捕らえられるものは狩る、というのが本来の性質かもしれん。かといって、そう思うことで殺されたことを諦められる訳じゃない。
 私だって決定的な解決策を持っているわけじゃないが、とりあえずこれだけ住居や縄張りが混み合っている現状とあれば、お互いに棲み分けに頭を絞らなきゃならないのだろう、誰しも。私が猫を完全室内飼いしていることに、親兄弟は「虐待だ」と眉を顰めるのだが、猫どもが傷つけられること傷つけることを思えば、やはり外飼いには戻せない。
 樋口氏の愛猫・小春さん(ころころ愛らしい茶トラ美猫だ)の冥福を祈りながらも、猟犬の方はどうなったのかが気に掛かる。もしこれが人間への傷害事件だったら、まずほとんどの場合犬は「処分」される。
 気の毒なのは犬も同じか。主人を喜ばせこそすれ、消沈させ怒らせるとは思わなかったろうに。

余計な思いつき
 元手の掛かっていそうな菓子 シホンケーキ  経済用語っぽいな、無意味に。

2003年1月22日
 デルモンテ平山こと平山夢明氏の公式サイト開設を知る。
 当然の事ながらリンクを張りたいのだが、リンクフリーか否か記載がない。しかも連絡先メールアドレスも公開されていない。
 何とも書いてないって事は別に構わないって事かな、とも思うが、踏み切れない小心者である。こちらも怪しいサイトではない(つもりだ、とりあえず)ので、リンクを張ってもさして迷惑は掛かるまい、と思うのだが……
 まあまだ仮公開中のようだから、コンテンツの整備を待ってからでもいいかとは思うが。実は執筆陣のなかには、サイトの所在も連絡先アドレスもちゃんと公開されているものの、何度そのアドレスにメールを送ってもエラーになる、という方もいらっしゃるのである。
 小説内よりも執筆者の現実(いや、デジタル事情なんだからヴァーチャル?)の方が奇なるものか。

2003年1月16日
余計な思いつき
 士大夫とシュタイフくらいちがう。

2003年1月12日
余計な日常
 お友達にお招きいただいて宴会に行った。
 行ってみるとお歌の会であった。お料理も大変美味しくて楽しかったが、歌っていると食べられないのは盲点であった。(でも歌いながらも食べたけどね。お行儀は悪いのだが)
 しかし「乾杯」を聞くと「NHKのど自慢」のオープニングを自動的に連想するのはなんとかならないものか。続けて「のど自慢のうた」を歌いそうになるし。「上を向いて歩こう」を聞いて「前を向いて歩こう」(byジョニー宜野湾)に自動変換するのは、少し前に聞いて知ったからという事情があるのだが。
 宴の主役には、お祝いというか記念品に猫絵手ぬぐいを進呈した。
 挨拶に立たれたS氏はかっこ良すぎであった。私はずうずうしくもサインもいただいた。(こんなこともあろうかと準備してきていたのである)
 主役のP氏のお歌はドラマチックであった。が、それにも増して印象的だったのは、お歌の間背後で心配そうにじっと見ておられたO氏であった。もうお一方の主役I氏がピアノを披露される間は、もうちょっとくつろいだご様子だったのだが。(以上ちくり。)
 宴会の後はお友達と三人でお茶して帰った。何故かお茶の話題はファーストガンダム主義の偏狭性、などであった。うーん、別に偏ってても構わんような気がするんだけど〜; 創造性に欠けるということかしら。

2003年1月10日
 横溝正史生誕百年祭ページに新刊情報を追加。
 まだ春陽堂文庫版が入手できるんだけどね。まあこのセレクションをとっかかりにして、他も読みたくなった、と言う方がいらっしゃいましたら是非。

余計な物思い
 恩田陸氏が「木曜組曲」の作中で登場人物の考えとして書いた「作家花魁説」について考えているうち、ふいに気が付いた。
 そうか、恩田氏も花魁の心意気であの作品を書いたのだ。「オイランハート」
違うが。ちなみに元ネタは冬樹蛉氏による)

2003年1月9日
余計な日常
 テレビを見ていて知ったこと、思ったこと。
パリ〜ダ・カールラリーって、パリもダ・カールも通らないのか! うわー、知らなかった〜!
(どうでもいいけど、今「だ・かーる」を変換したら最初に「駄・カール」と出た。従来品より更に駄菓子性の強いスナック菓子か、失敗したヘアスタイルか。カール・セーガンあたりへの罵倒語だったりはしないか?)
・安保理とノンポリはちょっと似ている。中身の類似性と相異性については複雑なとこだけど。

 夜、マダム猫が一ヶ月ぶりに脱走。(先月の脱走は実に一年ぶりくらいだったのだ)寒いのになかなか戻らず、気を揉んだことであった。
 風邪っぴきで洟たらしてるくせに、ばかたれ。

2003年1月8日
 「ラブ・フリーク」「侵略!」のデータページを追加。
 これでデータは全巻移行完了。やれやれ。(まだ感想文があるが……)

2003年1月7日
 「変身」「悪魔の発明」のデータページを追加。

2003年1月6日
 む。どこぞから勝手にリンクを張りおったな。
 目くじら立てたかないけどあんまり気分はよろしくないのだ。なんで勝手にうちに?

 11月の更新履歴を切り出し。更新履歴ログの切り分け方をちょっと変える。

2003年1月5日
 「水妖」「屍者の行進」のデータページを追加。合わせて収録新作リストからのリンク追加。
 それから、そういや年も変わったし、と気が付いて横溝正史生誕百年祭ページへの前置き文を修正。もう生誕百一年目ですもんね。でもまだ出版やテレビ等の記念企画は継続中の模様ですので、今後とも情報を入手次第更新の予定。

2003年1月4日
余計な日常
 初夢でもない、今日の昼間の二度寝で見た夢。
 何故か私はアパートの四階だか五階だかに住んでいて、ベランダの外には野球のバックネットかゴルフの打ちっぱなしみたいな緑色のネットが張ってある。
 ふと見ると、そのネットを使ってうちの茶トラ兄妹が登って来ていたので、これこれ君たち家にいたまえ、と言って回収しようとする。と、兄は捕まるが妹はまた降りて遊びに行ってしまう。
 しょーがないなー、と兄猫を抱き上げ、撫でながら家の中へ戻る――というところで目が覚めた。
 そして同時に思い出した。そうだった、もう彼はいないんだった。二年半ほど前、夏の夜に姿を消したっきり帰って来ない。
 枕元では妹のマダム猫が私に尻をくっつけて寝ていた。彼女は何か気がついているんだろうか。

2003年1月3日
 新しい年を迎えました。皆様明けましておめでとうございます。年が変わっても変わりばえもしないサイトではございますが、今後ともよしなに。

 思い付いて「酒の夜語り」のネタバレデータページ設置。あと、収録新作リストデータページ、感想ページにあった誤字を訂正。ああ恥ずかしい;
 もし他にもなんぞ間違いがありましたら、お手数ですが管理人までご一報下さい。

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