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更新履歴 2003年10月〜12月
2003年10月〜12月のサイトの更新の記録、及び管理人の周辺など。
下に行くほど古い記録になっています

2003年12月25日
余計な日常
 12月23日は綾辻行人氏と宮部みゆき氏のお誕生日だそうです。
 12月24日は小野不由美氏と梶尾真治氏のお誕生日だそうです。
 12月25日は――乃木希典大将のお誕生日だったとか。あと、SFファン的には星新一先生のご父君・星一氏もか。
(後日付記:西澤保彦氏のお誕生日でもあったのだそうです。おめでとうございます。)

 私の身内のある小学生は、「クリスマスはサンタさんの誕生日」だと信じています。
 一応「ちげーよ!」とは言っときましたが、まあいいです。外で言ったら恥ずかしいだろうけどウケはとれるだろうし。それに私もその子も仏教徒だし。(とはいえ仏教の説話や教義に詳しいかと言われると困るが)

 皆様、良い年末年始を。

2003年12月15日
余計な物想い
 実はみんな思ってそうなことだから、改めてここで言うのも恐縮だが。
 拘束されたフセイン元大統領は実にあの人に似ているな。捕まる前の状況もだが。
 もしかすると急激に失墜した権力者という人種は、皆ああいう風貌になるものか。

2003年12月12日
 執筆陣リスト水木しげる氏(水木プロ)公式ページへのリンクを追加。

 『アジアン怪綺』は半分くらいまで読み進み、引き続き堪能中。ううん、生温かく香気と臭気が強くてねっとりした感じ。なんとなく、だが。

2003年12月10日
 『アジアン怪綺』朝松健氏の作品タイトルの表記変更。ネット上で出ない字なんで、どうしようか考えた挙げ句、ウソ倍角で。
 オンライン書店や書評などではどうするんでしょう。公式表記(代替、だが)がどっかに示されるといいのですが。

2003年12月9日
 『アジアン怪綺』発売日です。まだ入手はしてませんが、bk1にもページが出来て、書影が出ています。
 うわあこれはインパクトあるなあ。水木しげる翁が参加されてるというのはこれか、と堪能することしばし。
 作品ラインナップ等の詳細データは、入手までしばしお待ち下さいまし。

 ――――――――――――
 ということで、無事入手しましたので、正式版データをアップしました。
 表紙・口絵・作品扉は水木しげる氏の蒐集品の写真です。うおお、これが民俗の力というものか。思わず「泣くごはいねがー」と迫られたような気分になることですよ。(ナマハゲもコレクションにあるんかな)
 水木翁は仮面・人形提供のみならず、口絵ページに見開き妖怪図絵を描かれてます。折角だから執筆陣リスト収録新作INDEXにも項目を設けてみました。
 今回初参加の作家さんは、既に情報の出ていた立原透耶氏(お名前の表記を漢字に改めました)と、中内かなみ氏、林巧氏。中内かなみ氏は「李朝暗行御史霊遊記」でデビューされた、韓国在住経験もある作家さんだそうで。林巧氏は角川の「怪」の読者にはお馴染みの、中国奇談・怪談の方ですね。

2003年12月3日
 『アジアン怪綺』情報若干追加。五代ゆう氏も参加なさるそうな。
 うふふふふ、そうなんじゃないかと思ってましたよ。(^m^)(<何者や、自分;)いやその、楽しみなことです。      それはそうと、「とことこ」……「はしはしはし」……あうううう……

2003年12月2日
 10月の更新履歴を切り出し。

余計な物想い
 日本人外交官殺害で揺れる自衛隊派遣問題とかの報を聞く。
 どうも小泉君は「送るったら送るんだよ、テロなんか怖くないってば!」と引っ込みがつかない様子。でも野党のみならず与党内部でも賛成してくれそうにない状況だし。「じゃあイラクで自衛官が死んだらあんた責任取るんか」とか詰め寄られると困っちゃうし。だってちょっと考えれば、行かせたら多少に関わらず死人が出るだろう、ってことぐらい分かるし。(分からないか?;)
 それに、ジョージ君に乗せられて「派兵」した後でジョージ君が失脚しちゃったりしたら、内外の世論から「それみたことか」と袋叩きに遭うこと請け合いだし。
 とかいう事を色々考え合わせると、ジョージ君の約束と国内の世論とか自分の保身とかの折り合いを付けるためには、「とりあえずー、なんか理由付けて、先延ばしにしとこっか?」とかいうあたりになるらしい。当然その場しのぎだが。
 軍事的・経済的な打算と脅威の上に立脚した友情なんてそんなもんだ。だからお友達は選べって言うのに。もしかすると、世界中で今一番ジョージ君とその仲間達の早期失脚を願ってるのは、小泉君達かもしれない。
 どうもこの国のえらい人達の反応は、亡くなられた外交官が浮かばれないような言葉ばかりで気持ちが悪い。「慎重に検討」して決めた方法はほんとに現地で望まれる形になるのか、実は火に油を注ぐだけじゃないかという不安が拭えない。
 一応軍隊の体裁とはいえ、これまで人間を殺傷した事のない人間達が、本物の戦地で武器を持たされてどうなるか。どうしたって愉快な想像にはならない。兵力と見られれば余計に狙い打ちされるし、反撃して生き延びられても人殺しだ。
 同じイラク派遣でも、丸腰で非戦闘員として行かせる方が、まだしもましな状態で帰れるんじゃなかろうか。

2003年12月1日
 e-Shopping! Books『アジアン怪綺』のページが出来ていたので、リンクを追加。早いっすね。やっぱり価格はちょっと上がるようです。

2003年11月28日
 『アジアン怪綺』情報若干追加。
 どうやらこれが正式タイトルらしいので(仮)取ってみました。いいんかな、ほんとに。
 まあ変わったらまた訂正するだけですが。

余計な日常
 世の中では、ミャウリンガルが発売されたらしい。
 一人の猫狂いとして興味がないわけはないが、\8800も支払うほど期待はしない。私のささやかな経験から言って、猫という獣は鳴き声よりも動作などで感情表現をするようなので、音声情報のみを拾う機械でどこまで意図を汲めるのか疑問なのだ。大体、一番分かりやすい猫の意志表現は「無言で擦り寄る」「無言で舐める」「無言で前足を掛ける」「声を上げず鳴く動作だけをする(ポール・ギャリコの言うところの「声なしのニャー」)」等々、鳴き声にならないものばっかりだし。
 まあ玩具としては面白いだろうけど。
 そういうわけだから、もしもどこかに余ってるというなら、うちに寄越して下さってもよくってよ。ほほほほ。   ついでにヒルズアイムスなんかも。

 ついでに、心覚えを兼ねて最近のご贔屓サイトへのリンクを貼っておく。また新作出てるし。
 既に方々で話題になってるみたいだし、折角だから掲載商品のどれかでも実現しないかな。あと某所に出てた「BOTTLE CAT COLLECTION」 とか。

2003年11月17日
余計な日常
 帰宅してみると、嬢猫の首輪が外れていた。迷子札も紐から外れてて見つからない…………

 それはさておき、猫どもの夕食には缶詰を開けた。マルハの黒缶である。
 マルハには、さらに高い「金缶」というシリーズもある。食べたことがないので私には分からないが、この二つの銘柄の間には、何か歴然とした差があるらしい。日頃両者を食べ慣れた猫では、やがて金缶でなければ満足しなくなり、黒缶に見向きもしなくなる場合があると聞いた。
 しかし、うちの猫どもの食餌はドライフードが中心なので、たまにしか食べられない猫缶というだけで三頭揃って目の色が変わる。それはもう、野山を競争で駆け回りそうな勢いであった。クロカンだけに。

 姉妹品として青いラベルのシリーズが出たら困るかもしれないな、とちょっと思った。なに、色々と

2003年11月16日
余計な日常
 思い立って、坊猫と嬢猫の首輪を変えてみた。連れてきた時からずっとしていた堅い化繊ベルトのから、適当に余り毛糸で作ったやつに。
 最近殊に坊猫の機嫌が悪いように感じていたのだが、実は首輪の当たる位置が見事にハゲていたのに気づいた。これがいつも擦れていて辛かったのかもしらん、と思い、改善を試みた次第である。
 新しい首輪自体に問題はなかったようだが、問題は交換過程。坊猫は「捕まえられる」「抑え込まれる」という行為に恐怖を感じるのだ。
 「痛くしないよう」「こっちおいでよー」と、文字通り猫撫で声で呼んでも、一度恐慌状態に陥った彼の耳には届かない。ダッシュで逃げる反応の早いことってば。(牙むき出して「しゃあ!」もされる。私はほんとに餌主だろうか;)
 あんまり焦らずちょっと間を置こう、と捕獲を留保すること数回。なんとか首輪の交換はできたが、夜中になるまで坊猫は寒い寝室に立てこもったままであった。
 幼少の頃に何ぞ妙なトラウマでもつけてしまったか、と心配なことである。他の猫達と同じように育てたはずなんだが。
 ふと、引きこもり息子を持つ親の気持ちってこんなんかな、と。――――全然違うか。

2003年11月13日
 『アジアン怪綺(仮題)』ページにISBMコードを追加。(『アジアン・ゴシック』になるのか? まだ不明)
 執筆陣リスト立原とうや氏のサイトを追加。

2003年11月12日
 『アジアン怪綺(仮題)』暫定データページを設置。
 今回初登場として、立原とうや氏のお名前が出ています。中華ホラー(と言って良いのかな)をなどを発表しておられる作家さんですね。(む。「チューリップ革命」にも参加なさってる)

 しかし現状では、タイトルにこの(仮題)をつけなきゃならないのがなんだかなあ。最終的な書名が分かるまでは、ということで毎回にくっつけて書いてますが。
 まさか最終的なタイトルが『アジアン怪綺(仮)』(かっこかり)とかだったりは。  「どすこい」かよ!

 ついでにもう一つ今日知った事実。しまった、五代ゆう氏 のHPが新装開設されている! 七月に。
 うわああ、これはなんと迂闊。また執筆陣リストからリンクを貼らせていただきたいが、サイトのリンクポリシーに関しては何も書かれていないようなのだった。
 というわけで、興味のある方は自力で探してください。どうも不親切ですみませんが。

2003年11月10日
余計な物思い
 統一選挙の結果とその後の展開を伝えるニュースは、聞けば聞くほど脱力する。
 自民党の政策の良し悪しはとりあえず置くとしても、単独過半数に達しないからって、無所属だの保守新党だのの当選者を取り込んじゃうってなどうよ。そういう方法がありなんだったら、政党政治なるものの意味は一体どこに。
 「まにふぇすと」なる形で方針を明確化しようとも、やっぱり政党なる物に実体なぞないということか? そういや民主と自由党も選挙の直前の時期に合併したんだったし。でも一応選挙前に統一方針を示しただけマシだったと言えるのか。それとも元々大した差はなかったということか?
 だけども、「どーせ投票したところで現状なんぞ変わりゃしない」と選挙権放棄するのもどうかと思うよ。そらほとんどの場合は確かに変わらんのだけど、ほんとに何にもしなかったら結局の所「唯々諾々とお上の言うことをきく愚民」ということになっちゃう。現状が不満なら、せめても「あんたらなんて信用できない」と伝えたいじゃないすか。
 そういうわけで私は、一票を投ずるに相応しい候補者がいないときは、まかり間違っても当選しそうもない候補や政党に入れることにしております。白票は最終的には無視されるしね。
 幸か不幸か、私が投票した候補が当選したことは一度もないのだ。わはははは。(「泣き婆伝説」か?; あるいはこっちから)

 ところで、米国で一番有名なジョージ氏によると、「小泉は折り紙付きの米国の友人」なんだそうだ。でもパシリは友人とは違うと思うぞ。もしかすると彼にはそういう「友人」しかいないのかもしれないが。

2003年11月08日
余計な日常
 思い立って東京ステーションギャラリーで開催の「浮世絵 アヴァンギャルドと現代」展を見に行く。北斎や広重等の趣向を凝らした浮世絵がたくさん見られたのは良かったのだが、コンセプトとしてはあんまり成功しているとは言い難い。奈良美智は嫌いじゃないのだが、浮世絵の巨匠と張るのは流石に無理があると思った。
 だまし絵や鞘絵、絵解きなどの作品が多かったので、是非とも図版が欲しかったのだが、入場時の段階で既に売り切れていた。きいっ、ああいうのはひねくり回して味わい尽くしたいもんなのに!!

2003年11月06日
 9月の更新履歴を切り出し。

 朝松健氏のサイトによると、異形作家陣が多く参加しているクトゥルー神話アンソロジー「秘神界」(現代編)(歴史編)英訳出版が決定したそうな。
 どんな翻訳でどんな本になるんだろう、という期待も不安も大なのだが、ちょっと、「『異形』も外国語訳が出たりしないかいな」などと考えた。
 や、流石に過去674篇全部についての翻訳という大それた望みは抱かないにしても、評判の高いのから何巻か、とか、過去の収録作から更に精選集を編んで、といった想像はしてしまうことだ。

余計な日常
 寒くなってきたせいか、最近マダム猫は眠っている間によく唸る。(鼾か?;)
 なんだか寝苦しそうなので、そのたびに心配になって起こすのだが、彼女に感謝されているか鬱陶しがられているかは定かではない。
 まさか睡眠時無呼吸症候群とか。そこまで肥え太っているとは思わなかったけど。
 なんぞ良くない夢でも見るようになったのだろうか。幼少の頃の食いっぱぐれてる時の夢とか。妊娠中なのによその家のガレージに雪隠詰めにされちゃったときの夢とか。
 あるいは、三年前に蒸発したにーちゃんでも背負っているのだろうか。

2003年11月03日
余計な日常
 雨のそぼ降る中、「人体の不思議展」を見に出かけた。
 何年か前に一度同様の催しを観覧しているので、その時に比べたら大分慣れたかなという感じ。(標本作成法の呼称は「プラストミック」が一般化したのだろうか。以前は「プラスティネーション」だったと思う)
 お陰で、人体現物を標本にすることの良し悪しも見えてきたような。作成者や管理者、観覧者の死体に対する尊厳とかいった問題はとりあえず置くとしても、遺体をそのままを標本にするのが最も「リアル」ではないように感じましたね。病理組織とか加齢による変遷を見せるためのサンプルとしてなら意義はあるんでしょうが、生身の人間は観察して分かりやすい組織を持っていてくれるとは限らない。今後改善可能な加工技術の問題もあるでしょうが、一旦死ぬと皮膚が皺になって歪んだり、筋が収縮して動かせなくなったり、荒くしか切れなかった切断面から組織がだんだんささくれ立ってきたり(そのままぽろぽろ崩れて落ちたり)もするわけだ。
 自宅に帰ってラ・スペコラの蝋製人体模型図写真集など開いてみたら、こっちの方が分かりやすくてリアルだな、と思った。これは女形が本物の女性より女らしいのと同じことか、と想像したけれど、あるいはなまじ「遺体」という出来上がっている素材を利用するせいで、かえって加工作業が制限されたということか。
 ところで不思議なことだが、樹脂包埋して皮膚や筋肉の一部を取り外された人々は、なんだか互いに良く似た顔をしているように見える。今回の展示の献体は中国系がほとんどとかで、いずれもどこかそのへんで会ったようなモンゴロイドの顔立ちなのだが。眺めながら私は、何度も数年前に死んだ田舎の爺様を思い出した。死に顔もだが、最期の寝たきりだった頃の、くたびれて弛緩した表情が重なったのだ。
 もしかすると顔の造作がどうこう以前に、死体の纏う空気というやつをどうしても強く感じてしまうものなのかも。

2003年10月29日
余計な日常
 寒気がゆるゆると勢力を増してくるというと、猫の動態も変化する。食後くつろいでいたら、近くで寝ていたマダム猫がほてほて寄って来ると、私のフトモモを踏み越え、膝先に寄りかかって丸くなった。
 うおお、嬉しいのう。猫狂いレセプタのない一般の皆様にしてみたら、一体何が嬉しいのか全然分からないかもしれないが、そういうものなのだ、猫の前足の「むに」という感触などは。
 ――もしかして私は、何か妙なフェチが入ってるだろうか。

 これは季節による嬉しい変化だが、その一方、坊猫の粗相が増加しているのはなんとかならんものか。今に始まったことじゃないので、汚されてもすぐ洗える/拭えるようにしているとはいえ。
 ちょっと考えた末、ラグマットの一隅の粗相されやすい部分に、貰い物のハッカ油を少量散らしてみた。すーすーと爽やかな匂いで、臭い消しとしてはなかなかいい――
 しかししばらく経って見ると、お嬢猫がその周りをうにゃうにゃいいながら舐めまくっていた。――あのう、キャットニップオイルじゃないんだけど。猫ってミントとか山椒とか柑橘系とか苦手なもんじゃないんすか。
 ブロッコリ囓ったりアスパラ囓ったりキャベツ囓ったり、彼女も猫としては随分変わった嗜好の持ち主である。

2003年10月20日
 浅暮三文氏のサイト移転に伴い、リンク先を修正。

2003年10月18日
余計な日常
 退社したときにはまだ、思いも寄らなかったのだ。6日のことなど厄日の内に入らない、という事態に陥ることなど。
 途中下車してTSUTAYAでDVDを借りて、ついでに「ママン」にご挨拶なぞして本屋/雑貨店をちょろっと流してから、電車に乗ったのが九時前。
 しかし、乗り換え駅に着いてみるとどうも様子がおかしい。アナウンスによれば「接触事故のため電車遅れております」……しばし待つも遅れは解消せず、事故の周辺区間を避けて折り返し運転となっていた。
 まあ、一本の線が止まっていても、首都圏近郊なら他に何かしら迂回路があるものだ。既にJRや他路線と臨時バスでの振り替え輸送をしている、というので、急遽一駅引き返してJRで移動。この先で乗り換えていく私鉄路線は、先の方でいつもの線に合流しているはずだ。事故があったとこより先だから、そこまでいけばなんとか。
 と、思ったのが甘かった。行けるとこまで行ってみたが、まだその先までずっと不通のままだったのだ。この時十時過ぎくらい。
 ただその駅には、更にちょいと回り道になるが、JRの路線が交差して通っていた。しょーがないな、ということで再度JRに乗り換え。こんなことなら最初から東海道に回れば良かったなあ、と思ったがまあそれは考えても仕方ない。
 そんなこんな乗り換えを続け、で最寄り駅まで一本の線に乗ったときには十一時を回っていた。やれやれこれで乗ってれば着くね――と思ったら。
「この先、……の間で人身事故が発生し、大幅にダイヤ乱れております。現在負傷者の救出中です」
 目的地まであと二駅というところに来てこれである。もう笑うしかない。
 結局事故発生から一時間近く経っても不通のままだったので、二駅分だけだからタクシーを使って帰ったが。もう改札の周辺なぞ、混乱と不安をたたえた人々がたまって大変だったのである。振り替えのルートがないわけじゃないのだが、普段なら一本で行ける先に二回三回乗り換えして行かなきゃいけないし、時間が時間だから動いているうちに終電になるかもしれない。状況も良く分からないし、「どうやって行けちうのや」と不安になるのも無理はなかろう。
 ちなみにタクシーの運転手さんの話によると、鉄道の人身事故でも、死亡事故なら三十分で片付けが済むのだという。これだけ時間がかかってるというのは、被害者に助かる可能性がある場合なんだそうな。なるほどきっちりお亡くなりになっていれば、ちゃっちゃと片付けても「そんなことしたら助かるものも助からない」という心配はないわけ。
 むむう、交通事故現場の現実ってばドライでタイトだ。旅客輸送の維持には責任と金が掛かっているからか。

2003年10月6日
余計な日常
 厄日というやつだったのかもしれない。詳細を挙げると、
1,家を出た後で定期を忘れているのに気付いた。
2,取りに戻る時間がないので今日だけ切符を買うことにして、財布を出そうとしたら隙間から小銭が転がり出て側溝に落ちた。
3,にも関わらず、結局いつもの電車には乗り遅れた。
4,帰宅途中、気晴らしにナーゴコレクション2を二箱買ったら、どちらもダブリだった。
 ちくしょーっ、新しい財布とナーゴまとめて買ってやるー!←ヤケ;
 ちなみに上記のうちで一番ショックだったのは4ってのはヒトとしてどうよ。

 すっかり気候が冷涼になってきたので、猫sは日がなくっつきあって眠っている。
 だがよく見ていると、お嬢はうまいことマダム猫に甘え、顔掃除だの耳掃除だのしてもらった後に陰陽印型になって眠っているのに対し、坊はどうも独り寝が多い。
 これは彼がクールなのではない。姉に劣らず甘ったれなくせに不器用な坊猫は、他猫に身を寄せるとき、必ず相手に向かって横倒しに背中を預けようとする。背中から浴びせ倒しというかボディアタックである。
 こんな行為が他猫にとって嬉しいはずもなく、添い寝どころではなくて一瞬で逃げられてしまう。
 不憫ではあるが、いい加減君も学習したまえと思うことだ。一見幼く見える彼も、既に四歳半になんなんとしているのだ。通称「坊」とはいえ、実体は既におっさんだよなあ。

2003年10月3日
余計な思いつき
 順調に続くかと思われた航海は、突然水平線に現れた黒い帆の船によって破られた!
「うわあっ! か、海賊だあ!!」
 乗務員達の必死の努力も空しく、海賊船の船足は速く、また戦術は巧みであった。
 硝煙と怒号、白刃の閃きと血しぶきが乱れ飛んだ後に、武装解除され甲板に集められる乗組員達。
「我々の要望は――分かっているだろうな?」
「ぱ、パーレイを申し出る!」
 不審そうな視線を返す海賊達に向かい、船員は言った。

「カリブ海は中央アメリカ地域の大西洋だが、カリブー山脈はカナダにある」
 (・o・)ノ"Ω へぇー、へぇー、へぇー
 パイレーツ・オブ・トリビア。
絶対もうどっかに出てると思ったんだけどなー。あまりのくだらなさに誰もやらなかったのか。

2003年10月2日
 「横溝正史生誕百年祭」に新刊情報その他を追加。ううむ、気になるけどすぐは買えない……;

 8月の更新履歴を切り出し。

2003年10月1日
 「教室」感想をアップ。ちょいと方針を曲げて、背景色をアレンジしてみました。

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